感染症がアルツハイマーを引き起こす?
2011年08月18日
細菌感染がアルツハイマー病の増悪因子になりうるという報告がありますが、現在のところ賛否両論のようです。亡くなったアルツハイマー病の方の脳を調べると多くの方でクラミジアが検出されたとのことです。またヘルペスウイルスもアミロイドの増殖に関与しているのではないかと疑われています。胃潰瘍の原因がピロリ菌であったように、アルツハイマーも感染症が原因である可能性は否定できません。
片頭痛脳について
2011年08月17日
片頭痛のある方は脳と血管に痛覚過敏性があります。これを「片頭痛脳」といいます。例えば片頭痛の方は日常動作で動くと痛みが悪化しますが、緊張型頭痛の方は体を動かしてもかわりないかむしろ楽になります。また片頭痛の方は光や音に過敏となるため、頭痛のときは暗くて静かな部屋で安静にしているほうが楽なようです。片頭痛のあるかたは、市販の頭痛薬でやりすござすに病院で一度診察してもらいましょう。
お問い合わせ:http://www.kokubu-clinic.jp/contact/
メタボで認知症のリスク増大
2011年08月16日
中年期に内臓脂肪の多い肥満にある方は歳をとってから認知症になる確率が高くなると報告されています。原因は内臓脂肪からくる炎症反応を起こす物質が脳に作用して、脳内に老人斑が増えていくのではないかと考えられています。若いときの肥満が歳をとってからの脳に影響を与えるので、若いうちから健康管理をする必要があります。
また歳をとってからは急にやせることが認知症のリスクを上げると報告されています。急に痩せてきた場合は注意が必要です。
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脳脊髄液減少症
2011年08月12日
脳脊髄液減少症は、頭痛、頚部痛、めまい、耳鳴り、視力障害、体がだるいなどさまざまな症状を示します。
原因としては交通事故後に起こるものが有名ですが、スポーツ後によるもの、咳や転倒によるもの、排便などいきんだあとなどにも起こります。脳脊髄液が外に漏れることによってさまざまな症状が起こります。
診断にはMRI検査が有効ですので、疑いのある方は病院で検査しましょう。治療としては、ブラッドパッチが有名ですが、カフェインやテオフィリンなどの飲み薬が有効なことがあるようですのでまずは試してみてもよいのではないでしょうか。
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こくぶ脳外科内科はイオンタウン国分寺にあります。
2011年08月11日
高松市国分寺町のイオンタウン国分寺ショッピングセンター内にクリニックがあります。
頭痛、物忘れ、しびれ、めまいなど脳の病気が心配な場合はご相談ください。その他、高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病、風邪や腹痛、下痢、発熱など一般内科の場合もご相談ください。
500台置ける駐車場があります。
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睡眠障害でアルツハイマーのリスク上昇
2011年08月10日
アルツハイマー病の原因は脳へのベータアミロイドの蓄積が関与しているといわれています。(アミロイドが増えても認知症にならない人もいます。)夜しっかり寝ると朝にはベータアミロイドは分解されています。しかし夜寝れないと脳の中にアミロイドが溜まっていき、アルツハイマー病になりやすくなるといわれています。
日本人は世界の中でも睡眠時間が短いといわれています。時間は人によって違いますが、十分な睡眠時間を確保しましょう。睡眠を十分にとることがアルツハイマー病の予防になります。
睡眠不足は内臓脂肪の蓄積にも関わっています。
帯状疱疹後の痛みに漢方薬
2011年08月09日
帯状疱疹後の痛みは治りにくいですが、通常の痛み止めが効かない場合は漢方薬の抑肝散が効く場合があるようです。この漢方薬は認知症の周辺症状に使うこともあります。脊髄の下降抑制系の活性化によって、痛みをコントロールするのではないかと考えられていますが、詳細は不明です。痛みが改善しない場合は試してみてもよいかもしれません。
片頭痛に対するボトックス注射
2011年08月09日
難治性の片頭痛に対してボトックス注射が有効であることが報告されています。最近アメリカではその有効性のため保険適応にもなったようです。その効果は頭部の感覚神経の末端に薬が作用して、痛みを改善させるのではないかと考えられています。効果には個人差もありますが、飲み薬の副作用等で薬が使えない方は試してみてもよい方法かもしれません。ただし日本では保険が効きませんので自費診療になります。
頭部打撲の脳への影響
2011年08月08日
アメリカンフットボールの選手は脳震盪を起こすことが多いですが、将来アルツハイマー病になるリスクが数倍高いと報告されています。脳震盪を起こすほどの強い頭部打撲を繰り返していると、神経細胞へのダメージがありアルツハイマーを起こすと考えられます。若いときの頭部打撲があとになって症状を起こしてくるので、脳を普段から保護するように注意することが大切です。
運動による脳への影響
2011年08月06日
歩いたり、走ったり、泳いだりと体を動かすことが体によいことはなんとなくわかります。運動することが脳にも良いことが注目されています。定期的な運動をすることで、脳の海馬というところで、脳由来神経栄養因子(BDNF)が増えると報告されています。BDNFは神経への栄養剤のような働きをします。老齢期になってもBDNFは増えるようです。アルツハイマー病では海馬が特に障害されますが、運動することにより予防効果が期待されます。1日30分×5日/週程度の運動が効果的のようです。