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風邪のメカニズム

2011年05月31日

風邪の原因の多くはウイルス感染です。ウイルスが喉や鼻に感染して体の中に入り込みます。それに対して免疫細胞が攻撃をしかけていきます。これが炎症反応です。免疫細胞からホルモンが分泌され、血液を通して脳に作用して熱が出ます。気管支に炎症が広がると、咳が出たり痰が出たりします。一連の症状は、体に入ったウイルスを排除するための反応です。熱がでて体がだるくなるのも、体を安静にさせて免疫力をアップあせるための反応とも考えられます。

風邪といえども悪化すると肺炎を起こすこともありますので早めに病院で相談してください。


アルツハイマー型認知症のメカニズム

2011年05月30日

アルツハイマーは認知症の最大の原因です。発症のメカニズムとして、まずは脳の中にβーアミロイドという物質が溜まってきます。それが神経のシナプスの機能を障害します。また神経細胞自体も破壊されてきて、神経原性変化というのを起こしてきます。海馬周辺から最初に壊れてきて、だんだんと脳全体が壊れてきます。海馬は記憶を司るところなので、もの忘れから症状が出てきます。

新しい薬がどんどんと出てきていますので、早めの診断が大切です。


本日は休日当番医です。

2011年05月29日

本日は台風が来ていますが、1日休日当番です。

頭痛、めまい、しびれ等が普段気になる方で、平日病院に行けない方はご相談ください。

頭部打撲、けが、風邪、腹痛などの症状の方もご相談ください。


頭痛とMRI検査

2011年05月28日

慢性の頭痛が続く原因として多くは肩こりからの緊張型頭痛や片頭痛です。時に、脳腫瘍があったり、脳出血を起こしていたり、脳の先天奇形などが原因で頭痛を起こしていることがあります。

今までに脳の検査をしたことがない方は、一度MRIの検査をお勧めします。MRIでは脳の輪切りの検査と、脳の血管の検査を行います。

最も危険な頭痛は、くも膜下出血です。軽い頭痛でも出血している場合がありますので注意が必要です。


新しい認知症治療の貼り薬

2011年05月27日

認知症に対する貼り薬の治療薬が近日中に発売される予定です。アリセプトなどで吐き気がある方には有効なようです。また認知症の方はよく薬の飲み忘れがありますが、貼り薬の場合は確実に確認ができるというメリットがあるかと思います。物忘れ症状が気になる方はご相談ください。


正座したときのしびれの原因は?

2011年05月26日

正座のあと足がしびれる方が多いと思います。正座をすると足の神経が圧迫されてしまいます。その時神経を栄養する血液の流れが悪くなり、神経の電気の流れが妨げられてしびれがきます。正座を止めると症状はよくなりますが、しばらく神経が過剰に興奮するためしびれが続きます。

しびれの原因として脳や脊髄からくるものもありますが、最近多いものに糖尿病に伴うしびれがあります。正座のしびれと同様に神経への血液の流れが悪くなるために起こります。正座によるものとの違いは神経を栄養する血管に動脈硬化が起こるためにしびれるということです。血糖の管理が大切です。


肩こり頭痛に対する指圧の効果

2011年05月25日

皮膚や筋肉の中に痛みを感じるポリモーダル受容器などさまざまな受容器がります。これを刺激することによって筋の緊張をよくしたり、局所の血流をよくすることで筋肉内に溜まった痛みの物質を洗い流したりする効果があります。結果的に肩こりや頭痛をよくする効果がみられます。

また指圧には、さまざまな反射弓を介して便秘の改善効果や不眠症の改善にも効果があるようです。筋肉の緊張をほぐすことで精神的な緊張にもよい効果が期待できます。


物忘れと認知症の違い?

2011年05月24日

年とともにみなさん物忘れはあると思います。記憶には、記憶する、記憶したものを保つ、記憶したものを引き出す3種類の作業があります。特に年齢と共に記憶を引き出す作業が困難になります。芸能人の名前が出てこないのは典型的な例です。物忘れは生理的なものでだれにでも起こりますが、認知症は病気です。典型的なものはアルツハイマーですが、脳のなかにアミロイドタンパクが溜まってきて、神経細胞が結果的に破壊されていきます。物忘れ症状以外に、怒りっぽいなど性格変化や意欲がなくなるなどの症状がある場合は注意が必要です。早めに病院で検査をしてもらいましょう。


天気が悪いと頭痛がする理由

2011年05月23日

天気が悪いときは低気圧になっています。低気圧になると耳のセンサーから脳が反応して、交感神経の活動が亢進します。その結果血液中にノルアドレナリンが上昇して、痛みを感じる部位を刺激します。

すでに首や肩の靭帯や筋などに慢性的な炎症反応がある場合は、その部位が刺激されてさらに痛みが悪化します。逆に天気が悪いと症状が悪化するということは、まだ損傷がよくなっていないことを示しています。

天気が悪くなるときは、頭痛薬や湿布など早めの対応が必要です。


ストレスによる頭痛

2011年05月21日

首から肩にかけてこりが続いて頭痛が認められている方は、慢性的なストレスが原因になっていることがあります。慢性緊張型頭痛といいますが、精神的なストレスによって首から肩にかけて異常な筋収縮が起こり、それが原因になって神経を刺激して頭痛が起こっていると考えられます。

ストレスを解消をすることも大切ですし、逆に筋肉の緊張をほぐすことによってストレスも軽くなることがあります。軽い体操やウォーキング、マッサージなどが有効です。


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