片頭痛を予防する薬
2021年04月10日
片頭痛の治療は、頭痛発作時に飲む「トリプタン」という薬があります。
また頭痛の頻度が多い人は「予防薬」という薬を飲んでもらうことがあります。
今回新たに片頭痛を予防する「注射薬」が発売される予定です。
月に1回の注射をすることで片頭痛の発作を予防します。
こくぶ脳外科・内科クリニック
高血圧と脳梗塞
2021年04月03日
高血圧が続くと将来脳の血管が詰まって脳梗塞を起こす可能性が高くなります。
生活習慣病の中でも特に「高血圧」は脳梗塞と関連しています。
血圧が高くても目先は特に症状がでないのですが、徐々に血管が傷んできていずれ脳梗塞になります。
脳梗塞になって後遺症がでてから血圧を下げる薬を飲んでも遅いので、血圧が高い人は早めに予防していく必要があります。
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認知症を予防する食習慣
2021年03月27日
認知症の発症に影響する食習慣の報告があります。
例えば、地中海式の食事(野菜、果物、オリーブオイルなど)が認知機能低下に影響すると報告されています。
抗炎症作用、抗酸化作用のある食事が、血管の動脈硬化予防にも作用しまた神経細胞にも直接作用している可能性も指摘されています。
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いわゆる「下の血圧」が高い場合
2021年03月13日
血圧は心臓の収縮期である「上の血圧」と拡張期の「下の血圧」があります。
若い人は下の血圧が高い傾向にありますが、心血管イベントとはあまり関係ないという報告もあるようです。
高齢者は動脈硬化が進み下の血圧が低下傾向になります。
また高齢者では下の血圧より上の血圧が動脈硬化のリスクになりますので注意が必要です。
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高齢者の頭痛
2021年02月27日
高齢になってから初めて持続する頭痛の中に「巨細胞性動脈炎」があります。
毎日のように持続する痛みで貧血や体重減少がみられることがあります。
血液検査で血沈やCRPなど炎症反応が悪化しているのが特徴です。
症状が進行すると視力低下など症状がみられることがあり注意が必要です。
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MCIについて
2021年02月20日
MCIは軽度認知障害にことです。
認知症ではないが、正常もない状態です。
MCIから認知症に移行する割合が5-15%で、改善する人が16-41%と報告されています。
認知症に移行しないためには、高血圧などの生活習慣病に注意し、適度な運動が必要です。
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中性脂肪と悪玉コレステロールの関係
2021年02月13日
中性脂肪もコレステロールも同じ脂質のグループの中の一つです。
中性脂肪はエネルギーの元になり、コレステロールは細胞骨格やホルモンなどに関係しており役割が異なります。
どちらも数値が高いと動脈硬化の原因になります。
中性脂肪が高いと悪玉コレステロールのサイズが小さくなり、動脈硬化をより起こしやすくなるようです。
特に食後に中性脂肪が高くなる場合は注意が必要です。
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片頭痛に伴う脳梗塞
2021年02月06日
片頭痛に伴う脳梗塞の報告はありますが非常にまれです。
多くは閃輝暗点などの予兆を伴う人にみられるようで、後頭葉に起こりやすいようです。
脱水や過凝固の状態が重なると脳梗塞を起こしやすくなるようです。
大脳皮質拡散性抑制が虚血と関連している可能性が指摘されています。
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首が原因で起こる頭痛
2021年01月30日
首の筋肉の緊張亢進などが原因で起こる頭痛を「頸原性頭痛」と言います。
左の首が原因で左側に頭痛が起こるなど、同側に起こるのが特徴です。
上位の頚髄神経が三叉神経脊髄路核に入力するため、クロストークにより、頚部の痛みが頭痛を起こすと考えられています。
この場合の頭痛の治療は、姿勢の注意やストレッチなどが中心になります。
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上を向くと手がしびれる
2021年01月23日
上を向くと手がしびれる場合は頸椎椎間板ヘルニアの可能性がります。
頸椎の椎間板が後ろに飛び出すことで神経を圧迫しその神経が支配している領域がしびれたり痛みが出たりします。
上を向くと神経の圧迫がより強くなり症状が悪化することがあります。
椎間板ヘルニアによる症状が強い場合は手術が必要になる場合もあります。
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