危険な胸痛について
2013年03月05日
胸の痛みで怖い病気の一つは心筋梗塞などの冠動脈疾患です。
冠動脈疾患の可能性が高いと考えられる症状がというものがあります。
1)年齢が60歳以上、2)胸骨の下の痛み、3)胸部の圧迫感、4)冷や汗がでる。
このような症状の場合は危険性が高いので、早めに病院で相談したほうがよいです。
その他にも、血圧が高い、コレステロールが高いなどの生活習慣病があり、煙草をす
う方はよりリスクが高くなります。
こくぶ脳外科・内科クリニック
動脈硬化の原因
2013年03月01日
動脈硬化が進むと血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞などの病気になりや
すくなります。
特に、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、喫煙が動脈硬化を進めます。
それぞれ単独でも動脈硬化の原因になりますが、糖尿病のあり人が煙草を吸ってい
たりでさらに進みます。
動脈硬化は一旦進むと改善が難しくなります。
定期的な血液検査で動脈硬化を起こすリスクを下げましょう。
生活習慣病 こくぶ脳外科・内科クリニック
DHAは認知症に有効か?
2013年02月23日
先日ニュースで青魚に多く含まれるDHAが認知症の予防になる可能性がiPS細
胞を使って確認されました。
アルツハイマー病の原因は脳内にAβタンパクがたまるためといわれています
が、DHAを投与したグループは神経細胞の破壊が少なかったとのことです。
細胞レベルの変化なので実際の人体ではまだ明らかではありません。
実際にアルツハイマー病になった方へのDHAの効果はあまりないとの報告はあ
ります。
こくぶ脳外科・内科クリニック
片頭痛の引き金
2013年02月16日
片頭痛は脈打つ痛みで、吐き気を伴い光や音に過敏になることが特徴的な頭痛で
す。頭痛の前にぎざぎざするものが見えることもあります。
片頭痛の引き金がある場合があります。例えば、ワインなどアルコールを飲んだあと
になる人やコーヒーを飲むと頭痛が起こる人がいます。
その他、ストレスがたまる、睡眠不足などでも起こる人がいます。
睡眠不足が続いたあと朝食抜きでコーヒーを飲んで仕事に行ったりすると、組み合わ
せで片頭痛が起こりやすくなるかもしれません。
頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック
血糖値が高いと脳萎縮も進む
2013年02月08日
糖尿病があるとアルツハイマー型認知症になりやすいことは以前から報告されていま
す。
糖尿病でのインスリン抵抗性がアミロイドの沈着に関与しているという報告や、高血
糖による酸化ストレスや慢性の炎症が関与しているのではないかと言われています。
糖尿病でなく血糖値が高いだけでも脳の萎縮が進行しやすいと報告されています。
血糖値を正常にたもつことは、脳梗塞などの病気を予防するだけでなく脳萎縮の予
防にもなります。
認知症とこくぶ脳外科・内科クリニック
睡眠のメカニズム
2013年02月06日
睡眠は、睡眠物質の蓄積による作用と脳の体内時計リズムによる作用の2つが関連し
て起こります。
体内時計は、外からの強い光に強い影響を受けています。また松果体から分泌される
メラトニンという物質の分泌にも関与しています。
夜に強い光を浴びると体内時計が狂ってしまい、睡眠障害の原因となりますので注意し
ましょう。
片頭痛を持つ女性は脳MRIに変化
2013年02月01日
片頭痛をもつ女性は頭部MRIにて大脳深部白質というところに異常な信号がでること
があると報告されています。
大脳深部白質とは、神経細胞の線維が集まっているところです。
この変化によって将来脳梗塞や認知機能障害が起こるかどうかはわかりませんが、
今後の研究が待たれます。
この変化は男性の片頭痛の方にはみられないとのことです。
頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック
http://www.kokubu-clinic.jp/headache/
中年期に運動すると高齢期に病気になりにくい
2013年01月25日
40-60歳の時にフィットネスなど運動をする習慣のある方は、高齢期になって慢性疾患
になりにくいと報告されています。
慢性疾患とは、糖尿病、慢性腎臓病、心不全、脳卒中、アルツハイマー病、大腸がん、
肺がんなどです。
定期的な運動をする習慣で、健康に年をとることができるようです。
高齢者のてんかん発作
2013年01月17日
てんかん発作といえば子供のけいれんをイメージしますが、最近では高齢者のてんか
んが増えています。
原因は脳梗塞や脳出血の後遺症、脳腫瘍、頭部外傷などで、それらが引き金になっ
てけいれんをおこします。
気がつかずに事故を起こすこともあります。
全身のけいれんを起こすことは少なく、意識がもうろうとする、話しかけても返事がな
い、「はい」「はい」など同じ返事をする、物忘れするなどのわかりにくい症状です。
抗てんかん薬で症状がよくなることが多いですので疑わしい場合は病院で相談しまし
ょう。
脳卒中とこくぶ脳外科・内科クリニック
最近の傷の治療
2013年01月12日
怪我をして傷ができると、昔はしっかり消毒してガーゼをあててそれを毎日変えるとい
うのが一般的でした。
しかし最近では消毒すると皮膚の再生が妨げられ、ガーゼをあてるとはがすときにせ
っかく再生した皮膚がはがされてしまうというデメリットが言われるようになりました。
傷によっては水洗いだけでよい場合もあり、傷を湿らせる治療法が最近では一般的
です。
頭の傷もシャワーで傷を毎日水洗いしたほうが良いです。