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脳死とは?

2013年10月26日

脳死とは脳全体の機能が停止し、回復が望めない状態を指します。

脳には大脳、小脳、脳幹などのの部位に分かれます。これらすべての機能が停止し

た状態です。

脳幹は呼吸や心臓をコントロールするなど生命維持に重要なところですが、脳幹機能

停止のみを脳死とする国もあるようです。

脳死と混同する植物状態は、脳幹の機能は問題なく大脳の機能が停止または広く障

された状態です。

脳死であるかどうかの判定は臓器移植をする上で大切な考え方です。


歳をとると忘れっぽくなる理由

2013年10月19日

ものを覚えるときは脳の中で神経のシナプスが新たに他の神経と結びつき、記憶が

形成されます。

大脳皮質では多くの神経がシナプスを作って記憶の回路が作られますが、歳をとると

効率の良い回路ができにくくなります。

またこのような回路が歳とともに一杯となり新しいことが覚えにくくなります。

認知症の場合は、神経細胞が脱落することで記憶の回路がさらにできにくくなった状

態といえます。


夢を見るのは記憶するため?

2013年10月15日

睡眠中の夢は日中に起こったことの記憶を定着させるためではないという説がありま

す。

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、レム睡眠中は脳は活発に動いています。

このレム睡眠中に海馬は1日の記憶を整理して記憶すべき情報とすてるべき情報

分けています。

実際に学習をしたあとに睡眠をとった群ととらない群では記憶の定着に差があるよう

です。

記憶するには睡眠が大事です。


サヴァン症候群とは?

2013年10月05日

稀に普通の人では考えられないような能力を発揮する人がいます。

例えば、一度見ただけの絵を細部のわたって描くことができたり、10冊の本を一言

一句間違わずに暗記できたりします。

このような例をサヴァン症候群といいます。

患者の多くが男性で左大脳半球に損傷があるといわれています。

いわゆる天才といわれる人の中にもこのような状態の方がいるようです。

また人間の脳は本来この程度の能力を備えているのかもしれません。


下の血圧が高い

2013年09月28日

血圧には上の血圧と下の血圧があります。

 

下の血圧が高い場合は、全身の血管抵抗が高くなります。

 

原因として循環血液量が増している状態で、塩分感受性が高いということになります。

 

肥満や糖尿病があると塩分感受性が高くなり、血圧も上昇します。

 

血圧が高いと動脈硬化が進みますので、塩分控えめ、体重のコントロールが大切で

す。


老化のメカニズム

2013年09月21日

老化には遺伝的因子と遺伝外因子が関わっています。

 

遺伝的因子に関しましては自身でのコントロールが困難ですので、仕方がありませ

ん。

遺伝外因子に関しては自身の努力である程度老化を予防できます。

 

遺伝外因子では体内にできる活性酸素をブロックすることが大切です。

 

お腹いっぱい食事をすると消化するため活性酸素がたくさん作られ、細胞の障害の

原因になります。

昔から腹八分目と言われますが、科学的にも正しい考え方と思われます。


不整脈と脳梗塞

2013年09月07日

不整脈の中に危険なものがあり、その中の一つが心房細動です。

心房細動という不整脈があると将来脳梗塞を起こすリスクが高くなります。

心臓に塞栓物質ができて、それが脳に飛んで行き脳の血管を詰まらせます。

このタイプの脳梗塞は重症になることが多いですので予防することが大切です。

血液をさらさらさせる薬が有効ですので、病院で相談しましょう。

こくぶ脳外科・内科クリニック


糖尿病と認知症

2013年08月24日

糖尿病があるとアルツハイマー型認知症になるリスクが約2-3倍高くなることが報告さ

れています。

原因はいろいろあるようですが、糖尿病があると血管が傷みやすいのでその結果神

経細胞も障害されやすく認知症になりやすいと考えられます。

血糖値の変動が大きい場合、特に食後血糖が高くなる場合は血管に障害が起こりや

すくなります。

HbA1cを下げることも大切ですが、血糖の変動を抑えることが認知症の予防になる

ようです。

認知症予防のために血糖が高めの方は早めに病院で相談しましょう。

こくぶ脳外科・内科クリニック


頭痛とあくび

2013年08月17日

頭痛の前になると必ず「あくび」が出るという方がいると思います。

これは片頭痛の予兆期によくみられる症状です。

あくび以外にも、知覚過敏、体のむくみ、首や肩のこり、体がだるい、食欲亢進などが

みられることがあります。

片頭痛が起こるとき脳の中のドーパミンという神経伝達物質も変動も見られ、これが

あくびの原因と考えられています。

ドーパミンの変動により、あくび以外にも吐き気、嘔吐、低血圧、気分変調などの症状

も見られます。

片頭痛はちかちかしたものが見える前兆のあるタイプとないタイプがあります。

8割の人は前兆のないタイプです。

片頭痛では、脈打つ痛みで、吐き気や嘔吐を伴います。光や音に過敏になり、動くと

悪化しますので、暗くて靜かなところで安静にしている人が多いです。

このような頭痛が起こる前にいわゆる「あくび」が見られる場合は、片頭痛の予兆と考

えられます。

症状が続く場合は一度脳の検査をすることをお勧めします。

頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック


アルツハイマー病の予防法

2013年08月17日

アルツハイマー病はまだ完治する方法は見つかっていません。

そのためにいろいろな予防する方法が報告されています。

アルツハイマー病は物忘れ症状が出る数年前から病気は始り、少しずつ進行するた

め予防することは大切です。

まずは血圧や糖尿病などの生活習慣病に注意することが大切です。

食事としては、魚を食べる習慣、野菜や果物をとること、また定期的な運動習慣など

が有効です。

適度なアルコール摂取も統計的にはアルツハイマーを予防すると報告されています。


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