発熱を伴う頭痛
2018年06月09日
風邪などで熱がでて頭痛がみられることがよくあります。
熱のある頭痛で危険なものは「髄膜炎」です。
これは、髄液の中に細菌やウイルスなどが感染して起こります。
頭痛以外に吐き気や嘔吐など伴うこともあります。
首を前屈させた時や頭を横に振ったとき頭痛が悪化する場合は注意が必要です。
こくぶ脳外科・内科クリニック
高血圧と脳卒中
2018年06月02日
脳卒中のリスクファクターには、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、肥満、喫煙などがあります。
特に高血圧は脳卒中の最大のリスクファクターです。
日本では50年前と比較して降圧剤を飲むことで血圧が低下し、脳卒中で亡くなる人は減少しています。
しかしまだ血圧の管理が不十分なようです。
喫煙者もまだまだ多く、さらなる禁煙活動が必要なようです。
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脳梗塞によるめまい
2018年05月26日
脳の中の小脳や脳幹と言われる部分に脳梗塞を起こすと「めまい」を起こすことがあります。
めまいは回転性の場合やふらつきなどの症状です。
脳梗塞によるめまいの特徴は、めまい以外に歩行障害た、物が二重に見えるなど別の症状を伴うことがあります。
高齢者や動脈硬化のある方は注意が必要です。
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回転するめまいで最も多いもの
2018年05月19日
回転するめまいで最も多いのは「良性発作性頭位変換性めまい」です。
これは耳石が三半規管の中に落ち込むことによっておこるめまいです。
特徴はじっとしているとめまいは起こりませんが、頭を動かすとめまいが起こります。
しかししばらくすると止まります。
自然によくなることも多いですが、症状が強い場合は投薬が必要です。
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乳幼児期の片頭痛
2018年05月12日
片頭痛は幼児の時から始まる場合もあります。
幼児の時は頭痛よりも、原因不明の下痢や嘔吐が見られます。
また乗り物酔いや起立性調節障害などの症状も片頭痛との関連が指摘されています。
小児周期性症候群として分類され、片頭痛に将来移行する場合があります。
小児の原因不明の嘔吐下痢、めまい症状は片頭痛の可能性もあります。
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頭痛のない片頭痛
2018年04月28日
病名は片頭痛なのに頭痛がないパターンがあります。
典型的な片頭痛の前兆があるものの頭痛を伴わない場合がそれに当たります。
前兆症状は、ギザギザしたものがみえる、しびれ感、脱力、失語、めまいなどです。
約30分程度持続しておさまるのが特徴です。
一過性の脳虚血発作でも同様の症状を示すことがあり、鑑別が大切です。
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下の血圧について
2018年04月14日
血圧には上の血圧と下の血圧があります。
上の血圧は心臓の収縮期で、下の血圧は拡張期のものです。
下の血圧が高い場合と低い場合があります。
末梢の血管が硬くなってくると下の血圧が下がってきます。
高齢者の場合は比較的下の血圧が低い傾向にあります。
一方で若い人は血管が柔らかいので下の血圧が高い傾向にあります。
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くも膜下出血と意識消失
2018年04月07日
くも膜下出血の多くは脳の血管にできた脳動脈瘤が破裂して起こります。
動脈瘤が裂けた時の出血量によって状態が変わります。
出血量が少ない場合は軽い頭痛だけの時もあり、出血量が多い場合は意識がなくなることもあります。
くも膜下出血が原因で心臓が停止したりそのまま亡くなることもあります。
どの程度出血してしまうかは個人差でわかりません。
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高血圧と慢性頭痛
2018年03月24日
高血圧が原因で頭痛がすることがあります。
中高年になると血圧が上がってきますが、あまり血圧測定していない人が多いです。
頭痛が続くため病院を受診すると高血圧があり、自分でも気づいていない場合があります。
このような方に血圧を下げる薬を飲んでもらい、血圧を正常化させると頭痛がおさまる場合もあります。
また高血圧があると脳卒中の原因になるので注意が必要です。
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妊婦とインフルエンザ
2018年03月17日
妊婦さんがインフルエンザにかかることはあります。
抗インフルエンザ薬は添付文書で「治療上の有益性が危険性を上回ると判断されり場合のみ投与すること」となっています。
妊婦さんがインフルエンザになると流産などの合併症リスクが高くなり、治療の必要性が高いと考えられます。
アメリカでは重症化予防で抗インフルエンザ薬の使用が勧められているようです。
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