MRIでの大脳の白質病変
2020年03月28日
頭部のMRI検査を行うと、大脳の白質病変が見られることがあります。
高齢者にみられることが多いですが、片頭痛のある若い人にも見られることがあります。
高齢者の場合は、脳の血流不全が原因で神経の軸索や髄鞘と言われる部位が障害されて起こります。
高血圧や糖尿病などがあると起こりやすいです。
生活習慣病の管理が脳の保護になります。
こくぶ脳外科・内科クリニック
血管性認知障害について
2020年03月14日
血管性認知障害とは、血管由来のさまざまな認知障害を特徴づけるものです。
脳卒中だけでなく、さまざまな血管障害による原因で認知症に至るものを含むものです。
より予防優先の概念で、血管障害を予防することで認知症を予防しようという考えです。
実際に厳格な血圧管理にて軽度認知障害(MCI)の発症が予防できることが報告されています。
血圧に加えて糖尿病、脂質異常症、肥満、喫煙の管理などが必要です。
こくぶ脳外科・内科クリニック
薬剤使用過多による頭痛
2020年03月08日
鎮痛薬を毎日のように飲んでいると、頭痛が慢性化し治りにくくなります。
薬物乱用頭痛とも言われます。
もともと片頭痛などをもっている人が、鎮痛薬を飲みすぎることで起こります。
脳の中脳水道周囲灰白質における痛覚抑制機能に影響があって、頭痛が慢性化すると考えられています。
慢性の頭痛がある方は病院で相談を。
こくぶ脳外科・内科クリニック