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the lower, the better

2011年07月05日

最近のデータによりますと、「血圧は低ければ低いほど良い」ということがわかってきました。血圧が高いと心筋梗塞や脳梗塞など血管の異常が起こりやすくなります。そこで、薬を使って血圧を下げることによってこれらの病気を防ぐことができます。最近は2つの薬を1つにした合剤というものができてきました。ARBとカルシウム拮抗剤の合剤は動脈硬化のある方により有効です。また腎機能の低下がある方などはARBと利尿剤の合剤が有効です。

使うお薬によって効果に個人差がありますので、血圧が高い方は病院で相談しましょう。


MRI検査とCT検査

2011年07月04日

MRIは磁石を使って体の写真をとります。一方でCTはエックス線を使って体の写真をとります。それぞれ得意不得意の撮影があります。例えばMRIでは骨の撮影や肺の撮影が不得意です。しかしCTと比較して、より精密に撮影できるところと、血管の撮影が造影剤なしで可能です。また最大の特徴がCTだと放射線の一部のエックス線を使いますので被爆します。何回も撮影すると発ガンなどのリスクが高くなります。


高血圧と動脈硬化

2011年07月02日

高血圧が続くと何が悪いかといいますと、動脈硬化が早く進んでしまうということです。血圧が高いと24時間全身の血管に圧力がかかるため負担がかかります。動脈硬化が進んでいくと最終的には脳や心臓の血管が詰まって、脳梗塞や心筋梗塞になっていきます。お薬で血圧を下げることによって、動脈硬化の進行を抑えることができます。若いうちはあまり問題ありませんが、ある程度の年齢になってきましたら注意が必要です。日本人の死因の1位はがんで2位が心臓病、3位が脳卒中です。2位と3位の原因は動脈硬化ですので、結局動脈硬化が死因の1位ということもいえます。血管を大事に使っていくことが大切です。


脳梗塞とアスピリン

2011年07月01日

脳梗塞とは脳の血管が詰まってしまうことですが、その原因は動脈硬化です。一旦脳梗塞を起こした方は再発をしてしまうリスクが高いですので再発予防目的でアスピリンなどの血液さらさらの薬を飲んでいただきます。アスピリンは脳だけでなく心臓にも効果的です。アスピリン以外にもプラビックス、プレタールなどの薬が脳梗塞再発予防に使われています。

脳梗塞は動脈硬化が原因で起こってきますが、年齢と共に動脈硬化はすすんでいきます。アスピリンを飲んで脳梗塞が治るわけではなく、今後再発を予防する目的で飲み続ける必要があります。動脈硬化予防には、食事、運動、禁煙など注意しましょう。


頭痛を予防する生活習慣

2011年06月30日

片頭痛の起こるタイミングはひとそれぞれですが、土曜日や日曜日の朝など緊張が解けたときに頭痛が起こることがあります。休みの日には朝ゆっくり寝たいという気持ちは解りますが、片頭痛の予防のためにはいつも通り起きるようにしましょう。また食事を抜くと片頭痛を起こしやすくなりますので、食事はきちっととるようにしましょう。


飛行機に乗ると頭痛がする?

2011年06月29日

飛行機に乗ると頭痛がする場合は、副鼻腔炎がある可能性があります。風邪などがきっかけになって鼻の奥の副鼻腔に炎症が起こります。下を向いたときに痛みが悪化する場合はさらに疑わしいです。一般の頭痛薬だけでは症状が改善しないので、鼻の治療が必要になってきます。症状が続く場合は早めに病院で相談しましょう。


高齢者と脱水症

2011年06月28日

脱水症になって救急車で搬送される高齢者の方が増えています。高齢の方に脱水症が多い原因のひとつに喉が渇きにくくなるということがあります。若い人であれば、喉が渇くとすぐに水を飲みますが、高齢になると喉が渇きにくいためすぐに脱水になってしまいます。家の中にいると安心というわけではありません。家の中でも湿度が高いと脱水になりやすいです。涼しい部屋にいて、早め早めの水分補給が大切です。特にこの夏は節電をしようということで、エアコンの温度設定が高めになると思いますので注意しましょう。


咳喘息について

2011年06月27日

風邪をひいたあとに咳だけ長引くことがあります。もともとアレルギー体質のある方はこのような症状がでることがあります。気管支の過敏性が高いため、気管支の炎症がなかなかとれないことが原因です。症状の特徴としては夜間や明け方に特に咳が続き、咳以外の風邪症状(喉の痛み、発熱)がないことです。

治療としては喘息の方に使う吸入薬を使わないと改善しない場合があります。


めまいと脳梗塞

2011年06月25日

めまいの原因は頭位変換性めまい、メニエール病、前底神経炎など耳からのものが多いです。中には小脳や脳幹などに脳梗塞ができてめまいがすることがあります。原因は動脈硬化です。慢性の高血圧や、糖尿病、高コレステロール血症などがもとになっておこります。あと高齢になると動脈硬化もすすんでいきます。以上のような生活習慣病があって、めまいが継続する方は一度脳の検査をお勧めします。脳梗塞の場合は一度起こすと再発のリスクが高いですので、予防するお薬を始めるほうがよい場合があります。


片頭痛で将来脳梗塞が起こりやすい?

2011年06月24日

前兆のないタイプに片頭痛のある方は、頭痛のない方と比較して約7倍脳梗塞になりやすいといわれています。また目の前がちかちかしてから頭痛が起こる前兆のあるタイプの片頭痛のある方は、約25倍脳梗塞になりやすいと報告されています。片頭痛では血管の周囲に炎症が起こります。そのため血管がもろくなりやすくなるのではと考えられています。若いうちからの片頭痛のコントロールは大切です。


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